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訪問リハビリってどんなことをするの?

理学療法士が学生に向けて講義を行い、地域での役割を伝えています

「訪問リハビリって、どんなことをするの?」

そんな疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか。

このたび、たんぽぽ訪問リハビリの管理主任(理学療法士)が、九州栄養福祉大学の学生さんに向けて『訪問リハビリテーションの実際』というテーマで講義を行いました。

◆ 訪問リハビリをもっと身近なものに

ご自宅で生活されている高齢の方やご家族の中には、「病院のリハビリと何が違うの?」「どんな人が来てくれるの?」と不安を感じる方もいらっしゃいます。

私たちは、訪問リハビリをもっと身近に感じていただきたいという思いから、地域の未来を担う学生さんたちにも、現場のリアルな姿を伝える活動を行っています。

今回の講義では、実際の訪問リハビリの流れや、在宅ならではの支援の工夫、そして何より「その人らしい暮らしを支えること」の大切さをお話しました。

◆ 訪問リハの役割を次世代へ

私が理学療法士を目指していた17年前、訪問リハビリテーションについて学ぶ機会はほとんどありませんでした。

今では、養成校の「地域理学療法学」といった授業の中で、実際に地域で働く理学療法士の声を直接届けられる機会が増えてきています。

それは、地域包括ケアや在宅支援がますます重要になっている現代ならではの変化です。

学生さんにとっても、「病院以外にも理学療法士の活躍の場があるんだ」と感じてもらえる貴重な体験になったのではないかと思います。

◆ 訪問リハが広げる「自宅で生きる力」

訪問リハビリは、ただの機能訓練ではなく、「その人が自分の家で安心して生活を続けるための支援」です。

動作の練習だけでなく、生活環境の整備やご家族へのアドバイス、医療・介護職との連携など、チームで支える多面的なケアが求められます。

だからこそ、訪問リハの専門性と価値を、これから理学療法士を目指す若い世代にも知ってもらいたい。

その想いを込めて、今回の講義を担当させていただきました。

◆ 最後に

訪問リハビリは、ご本人とご家族の「これからの生活」を一緒に考える支援です。

私たちは地域に根ざし、必要としてくださる方のそばで力になれるよう日々活動しています。

これからも、こうした活動を通して、訪問リハビリの魅力や可能性を少しずつ広げていきたいと考えています。

そして、いつか今日講義を聞いてくださった学生さんの中から、「たんぽぽ」の仲間として一緒に働いてくれる方が生まれることを楽しみにしています。

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