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高齢者が熱中症になりやすい理由

今年は連年になく暑い日、猛暑日が続いています。

6月末、梅雨明け付近のデータによると全国で熱中症による搬送車数が2500人を超えているようです。

また、熱中症で搬送される4割の方が自宅内での熱中症を発症されているとのことでした。

他人事ではなく、いつ自分がなってもおかしくないと考えて、熱中症を予防していきましょう。

特に、身近にご高齢の方がおられる方や一緒に住まれているご家庭などは注意が必要です。

以下にご高齢の方が熱中症にかかりやすい理由と対策を記載しています。

高齢者が熱中症になりやすい理由

1.体温調節機能の低下

高齢者は体温調節機能が低下しているため、暑さを感じにくくなります。これにより、熱中症の重症化リスクが高まります。

2.水分不足

高齢者は体内の水分量が少なく、脱水しやすい傾向があります。水分補給をこまめに行うことが重要です。

3.感覚機能の低下

加齢により、暑さやのどの渇きに対する感覚が鈍くなります。高齢者は自身の状態を適切に把握しにくいため、周囲のサポートが必要です。

    高齢者の熱中症対策

    1.室内温度管理:

    部屋の適切な温度は26~28℃とされています。エアコンを上手に使い、室温を調整しましょう。

    2.こまめな水分補給

    のどが渇いていなくても、1日あたり1.2Lの水分を摂ることを目安にしましょう。とくに高齢者はお手洗いが近くなるといった理由で水分摂取を控える傾向がありますので要注意です。

    摂取する水分も選ぶ必要があります。コーヒーなどのカフェインが含まれているような飲み物は利尿作用があるためより脱水傾向になることがあります。水分摂取といってコーヒー、ないとは思いますがビールなどを飲まれている場合は要注意です。

    3.熱を放出しやすい服装選び

    汗をかいた際に熱がこもらないよう、涼しい服装を選びましょう。

    4.夜間の対策

    夜間はエアコンや扇風機を利用し、適切な温度で過ごすことが大切です。

      まずは身近におられる高齢者の健康を守るため、できることからしていきましょう。

      様子がおかしいと思った場合は迷わず救急車を呼びましょう。

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